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秋葉に命を返し、瀕死のところを先輩に助けてもらい、九死に一生を得た。
ただ、蘇生の副作用でちょっと大変な事になってしまった。
屋敷に戻った俺を見て、秋葉はなぜか怒りっぱなしだし、翡翠は卒倒するし、
琥珀さんだけは妙に嬉しそうだったが…
そして今。遠野志貴はかなり困っていた。
◆ おねえちゃんと僕 ◆
you
八月を過ぎているのに、まだ太陽は強烈な陽射しを放っている。
「ほ、本当に言うんですか?」
遠野屋敷を出て、バス停までの道中で聞かされた言葉に驚愕の声を上げる。
「はい。今の志貴さんの格好で『琥珀さん』なんて堅苦しい呼び方だと不自然
じゃないですか。屋敷内なら問題ないですけど。外では奇異の目で見られちゃ
いますよ」
「だからって、その…」
いまだ決心のつかない志貴に、人差し指を立てて諭す。
「ご自分の外見がわかってますか、志貴さん」
そう。今の志貴の外見は、以前とは違う。
可愛らしいクリクリの目、手足は細いが健康的にみずみずしい肌。
そして何より、琥珀さんが見下ろす程の低い身長。
要するに、幼い子供の姿なのだ。
蘇生の副作用によって、命を失う以前の状態に戻ってしまっていた。
少し戻りすぎな気もするが。
「わかってますけど、それはちょっと恥ずかしいですよ」
琥珀さんの問い掛けに、難色を示す志貴。
いくら肉体が幼体化しているとはいえ、精神は元のまま。さすがに恥ずかしい
ようだ。
「恥ずかしがっては駄目です。ほら、志貴ちゃん。言って♪」
琥珀さんの強引さに、とうとう根負けして、言う。
「琥珀…お姉ちゃん」
「きゃーかわいいっ」
大はしゃぎの琥珀さんは、真っ赤になって言う志貴に抱きつく。
抱きつかれた志貴は琥珀さんの腕の中でもがくが、幼くなった腕力では振りほ
どけはしなかった。
なぜ志貴がこのように、外出する羽目になったのか、
それは翡翠の一言からだった。
―――― 昨夜。
秋葉と二人、居間でくつろいでいた時。
やってきた翡翠が「足りない」と言い出したのだ。
「何が足りないと言いました?」
ソファに身体をあずけて、紅茶を飲みながら聞き返す秋葉。
これで紅茶がワイングラスだったら、まるで悪の女帝の様だ。きっと裏地が赤
い黒マントが似合うだろう。
背が低くなって、秋葉を見上げる事が多くなった志貴はそんな事を思う。
(下から見ると、なんか威圧的で怖いんだよな)
「はい、志貴様のお召し物が少々足りません」
「そうね。僅かに取っておいた昔の服だけじゃ足りないでしょうね。それに、
八年前の服だから、生地も色褪せて少し薄汚れた感じだわ。
琥珀。明日にでも買ってきてもらえる?」
秋葉の言葉に志貴が待ったをかける。
「いいよ、このままで。ローテーションして着るからさ」
そう志貴が言った途端。ぴくりと秋葉の眉端が持ち上がる。
どうやら無数にある逆鱗のひとつに触れてしまったようだ。
「兄さん。痩せても枯れても、ましてや幼かろうとも、あなたは遠野家の長男
なんですよ。変色した服で満足しないでください!」
それから小一時間。遠野家の成り立ちから身なりに関するマナーまでびっちり
とお説教されてしまった。
そして今朝。
秋葉が学校へ登校した後、琥珀さんが声をかけてきたのだ。
「さ、志貴さん。行きましょうか」
「え?」
秋葉とのやりとりから、琥珀さん一人で行くのだと思い込んでいた志貴は、一
瞬何の事か解らなかった。
「忘れたんですか?志貴さんのお洋服を買いに行くんです」
「それは覚えてるけど、俺も行くの?」
「あらあら。一緒に来ていただいたかないと、サイズがわからないですよ。そ
れとも私とお買い物するの、お嫌なんですか!?」
男女が一緒に買い物に行く。
それを世間一般ではデートと言うのではないか?
「すっ、すぐに準備しますね」
大急ぎで準備を済ませた志貴と琥珀さんは、翡翠に見送られて門を出た。
§ §
巨大なコンクリートの箱がガラスドアを開き、二人を迎え入れる。
平日昼間のため、人はあまりいない。
そこは遠野屋敷から一番近い有名百貨店。
大衆向けの小売店でいいと言う志貴に、その真逆の秋葉。
二人のつけた折り合いがここだったのだ。
ぶるっ
志貴は百貨店に入って。一瞬、身震いする。
そして、ある感覚を認識する。
『尿意』
暑い外から、クーラーの効いた百貨店内に入ったため、冷えたのだろうか。
人として当然の生理現象。
「琥珀…お姉ちゃん。ちょっとトイレに行って来ます」
まだ呼び方に慣れないからか、恥ずかしそうに頬を赤らめながら生理現象を伝
える。
「志貴ちゃん。一人で出来る?」
「なっ!」
何を言い出すのだろうか、本来の年齢を考えれば出来るに決まってるじゃない
か。
「今日はお姉ちゃんが付き合ってあげるから」
志貴が反論するよりも早く、「手伝ってあげる」とトイレに向かって背中を押
す。
「いっ、いい。一人で出来るから」
「何遠慮してるの」
そう言って琥珀さんは志貴を連れてトイレに入る。
しかも、こういう場合は本人の性別より、引率者の性別が優先される。
つまり、女性用に――――
嫌がる志貴を引きずって、個室に入ると、
ぱたん。
かちゃっ
ドアを閉じ、鍵をかける。
「さあ、志貴ちゃん。しーしーしましょうねー」
かなり弾んだ声。
「琥珀さん。俺の事、からかってるでしょう?」
「あはー。わかります?」
「露骨に…」
「いいじゃないですか。
こんな事はなかなか無いんですから、楽しみましょう。
さ、志貴さん…じゃなかった。志貴ちゃん。しましょうねー」
「ちょ、ちょっと待って」
「どうしたの?」
「だって、琥珀さんが、見てる」
上目遣いに琥珀さんを見上げ、頬を赤らめる。
「見てるだけじゃ駄目なの?じゃあ、手伝ってあげるね」
そう言うが早いか、ズボンのチャックを下ろし、志貴自身を導き出す。
ポロリと露出した志貴を見て琥珀さんが微笑む。
「志貴さん。可愛い」
琥珀さんの笑みに、真っ赤になって顔を背ける志貴。
「さ、なさってください」
「で、出来るわけ無いでしょう!」
志貴の言葉に一寸悩んだ顔をみせるが、小さく頷くといつもの笑顔に戻る。
そう。あの何か企んでいそうないつもの微笑。
スッと琥珀さんの手が、ズボンの後ろから侵入する。
ゆっくりと、やわらかいひんやりとした手が、尾骨から背中へと這う。
そくぞくとした感覚が志貴の背中を走る。
「うあっ」
ちょろっ
ちょろちょろちょろ〜。
黄色い液体が放物線を描いてパステルアイボリーの洋式トイレへと流れる。
それは次第に勢いが無くなり、ついには止まる。
そこで、今まで舐める様に見ていた琥珀さんが、手を出してくる。
「なっ、なにを…」
出し終わった志貴の排尿器官を手に取って、弄ぶ。
むにむにっ
「琥珀さん。そんなに触ると…」
志貴の言葉通り。こねくり回されたソレは、むくむくと鎌首をもたげる。
そんな様子にくすりと笑みを漏らす。
「ちゃんと男の子なんですね」
はむっ
止める間も無く、半立ちの志貴を咥える。
「だめっ…だよぉ。汚いよぉ」
「汚いのなら、綺麗にしてあげます」
「そんな、琥珀さん…」
「あらあら。駄目でしょ、志貴ちゃん。琥珀おねえちゃんでしょ」
ちゅっちゅうっ
呼び方を間違えたお仕置きとばかりに強く吸う。
「あうっ、こはっ琥珀おねえちゃん。ああっ」
執拗な吸い付きに、まだ幼さを残すピンク色のソレは、すっかり硬くなってし
まう。
「ああっ、あんっ、ふぁうっ」
前後する琥珀さんの動きにあわせて、まるで何かの楽器のように、少年独特
(声変わり前)の高く、細い音色が響く。
身体が慣れていないうえに、琥珀さんのテクニックがあっという間に志貴を限
界へと導く。
「ふやぁっ、もう出ちゃう。お姉ちゃん。お姉ちゃん―――」
こうも早く志貴が限界を迎えても、いったい誰が責められるだろうか。
「はい。いっぱいびゅくびゅくしましょうねー」
とどめとばかりに、舌と唇できゅっと強い圧迫を加える。
「だめ。やだっ、でちゃう」
志貴の腰の辺りから込み上げた熱いものが、琥珀さんの中にほとばしる。
「ふあぁっああぁぁっ―――」
・・・・・
「ううっ、もうやだ。琥珀さん、酷いよ」
手の甲で涙を拭いながら嗚咽を漏らす志貴。
「ああ、泣かないでください志貴さん。ごめんなさい」
「琥珀さんなんて嫌いです」
ぷうっと膨れて怒る志貴。
本当に怒っているようだが、妙に可愛いしぐさだ。
「だって、志貴さんがあんまり可愛かったものですから…」
「だったら、
琥珀さんのも見せてよ。それだったら許してあげる」
「え…? そっ、それは…」
「僕のを見ておいて、自分は見せるのは嫌だなんて言わないよね。琥珀お姉ち
ゃん」
「えっ、あの、それは…」
急に積極的になった志貴に少し戸惑う琥珀さん。
「お姉ちゃん。お願い… 駄目?」
潤んだ瞳で上目使いに擦り寄る志貴にドキドキする。
卑怯です志貴さん。その姿でそんな仕草するなんて―――
「わかりました。お見せします」
ためらいの無い動作で着物の合わせ目を開き、裾を上げると生足が姿を現す。
きめの細かい肌をした生足に沿って視線を這わせる。
「…琥珀さん。何で、履いてないんですか?」
足に沿って覗き込んだ着物の中を確認して、尋ねた。
「志貴さん。着物では下着はつけないんですよ」
琥珀さんは、いつもと変わらない笑みで答えた。
それを聞いて、いつもノーパンだと言う事に赤面する。
普段はなにも感じないが、そう口に出された途端にいやらしく見えてしまう。
「じゃ、見ててくださいね」
そう言うと、便座には腰掛けずに便器を跨ぐ。
「んっ」
羞恥で紅い頬と、寄せた眉がすごくなまめかしい。
そしてなにより、立ったままの格好が志貴の情欲を掻き乱す。
不浄な筈なのに。目が離せない。
茂みの奥から、琥珀さんの滴が蛍光灯の光を反射しつつほとばしる。
じょぼぼぼ
琥珀さんから漏れ出たソレは、飛沫を飛ばしながら、まだ流していない志貴の
ソレと混ざる。
「はぁ…。いかがですか、志貴さん」
出し終わった琥珀さんの少し恥ずかしそうな声に、我に返る。
見入っていた。いや、魅入っていたのだろう。
「きれい、でした」
ぼんやりとした頭で、やっとその一言をいう。
ぴちょん
琥珀さんの濡れた股間から、滴が落ちる。
「琥珀さん」
自然と、引き寄せられる様に顔を近づける。
「志貴さん!?」
息がかかるまで近づいた志貴に驚き、声を上げる。
「拭いてあげます」
舌を伸ばし、
いまだ潤いを帯びた処を舐め上げる。
「ひゃっ。いけません、汚いです」
「琥珀さんも僕のをしてくれたでしょ。お返しだよ」
両太腿に腕を回し、動きを封じつつ舌を押し付けるようにして潤いを舐め取る。
ゆっくりと時間をかけて舌を這わせる。
しばらく身を捩って逃れようとしていたが、便器を跨いだ不安定な姿勢のうえ、
前には志貴が、後ろには水のタンクがあって逃げられない。
志貴がひと舐めする度に、太腿を押さえる手に琥珀さんの反応が感じられる。
「どうしたの?琥珀お姉ちゃん。なんだか拭き取る度に震えてるみたいだけど」
「そっそれは志貴さんが…」
「お姉ちゃん。『志貴さん』じゃなくて『志貴ちゃん』でしょ」
仕返しとばかりに呼称を指摘すると、すっかり出来上がった突起を吸う。
「はううっん」
ちゅぱっ
思いっきり引っ張ってから放す。
奥まで舐めるために、太腿の拘束を解き、両手の指を使って中まで見えるよう
に開く。
先程の滴りとは別の粘液が染み出している。
「もう一回。言って、琥珀お姉ちゃん」
わざと息が掛かる様に近づいて言う。
「あふぅ」
熱い吐息をかけられて膝が崩れ落ちそうになるのを、たくし上げた裾を強く握
り締める事で何とか堪えて、声を搾り出す。
「志貴ちゃん。お願い…」
「うん。 いいよ―――」
顔を股間に埋める。
そして、その奥にある熟れた果実を唇で挟み、吸い付き、舌を挿し入れる。
子供の体温は大人よりも少し高い。
それは僅かな差だが、より熱が伝わりやすい上と下の粘膜。
股間に感じる熱は、そのまま琥珀さんの高まりに繋がる。
「はぁぁぁ、熱い―――」
「すごい。どんどん溢れ出してくるよ」
液を掻き出すように口を密着させて、更に奥へと舌を突き入れる。
「んあうっ」
中で舌を動かすとピクピクと反応しているのが、密着させた肌で感じる。
舌を巧みに動かしながら上目使いで琥珀さんの表情を窺う。
目を瞑って口を結び、ひたすら志貴の口撃に耐えている。
着物をたくし上げて、目に涙を浮かべながら快感に打ち震えている様子は、志
貴を積極的にさせるには充分だった。
「素敵だよ琥珀お姉ちゃん。乱れた姿、もっと見せてよ」
はみっ
割れ目の上で肥大している突起に歯を立て、甘噛みする。
「ひゃぁうん!」
大きく身体を震わすと、耐え切れなくなって緩めた手から着物の裾が落ちる。
ふわりと降りた着物は、志貴を被い隠す。
視界が暗くなったため、形をなぞり確認しながら、尚も琥珀さんの中を掻き回
す。
「んっ、んんっ、ん――――」
もう嬌声すらも出せない程、反応している。
力の抜けた腰を支えるために、しゃがみ込んだ志貴の背中に掛かった着物を掴
む。
「んあっ、くふぅっ」
「いつもより感じてるね。琥珀お姉ちゃん」
着物の内側から、くぐもった志貴の声が発せられる。
必死で耐えてる琥珀さんには、もう答える余裕すら無い。
「もう限界なの? 琥珀お姉ちゃん、楽にしてあげるよ」
指をスライドさせる速度を上げる。
「ひゃっう、あっあっあっ ああ―――っ」
§ §
「何でこんな事に…」
手を洗ってトイレから出た志貴は、ため息をつく。
猛烈な自己嫌悪の念に駆られる。
「デパートのトイレ。しかも女性用でなんて、まるで変態じゃないか…」
頭を抱えて苦悶する志貴に続いて琥珀さんが出てくる。
「志貴ちゃん。出口で立ち止まってたら他の人が来たときに邪魔になりますよ」
振り返って琥珀さんの顔を見る。
その優しい笑顔に、後ろめたさや悩んでいたことが霧散する。
「さ、志貴ちゃん。洋服売り場まで行きましょうか」
そう言って差し出された手を、志貴は笑顔で握り返した。
―――――― 了 ―――――――
女性の泣き顔も可愛いと思うのですが。
それにも増して、笑顔にはすごい威力があると思います。
えっと、今回は前の参加作品よりは長くしたつもりです。
それでも短いですが(汗
所詮私は10KB程度が限界なのでしょう。
拙い文を読んでいただき、ありがとうございました。
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